カブ:家庭菜園の土作り

カブの土作りと施肥

春の七草では「すずな」としてお馴染みのカブは、古くから親しまれ、珍重されてきた野菜です。プランターでも作ることができ、家庭菜園にお勧めの野菜といえるでしょう。
冷涼な気候を好みます。低温には強いのですが、高温と乾燥には弱いので注意します。
乾きすぎるようなときには、水遣りをこまめにするとやわらかくておいしいカブができます。カブははじめに葉がよく育ち、あとから根が肥大していきます。根が太くなったら、順次収穫していきましょう。

関西でよくつくられている「天王寺カブ」や「聖護院カブ」が有名です。関西では、その他、赤カブもよく作られます。一方、関東では「金町子カブ」というヨーロッパ系のカブがよく作られています。

畑の準備と施肥
★土作り
土はこれといって選びません。沖積土や砂目がかった土のところでは、肌がきれいで、品質の良いものができます。
1.カブの根は、はじめは深く縦に伸び、それから地表部に横へ向かって広がる性質があります。そのため、土が固く締まっていると、根が肥大できません。栽培する畑はあらかじめ、石灰をまき、よく耕しておくことが大切です。
2.元肥(1平方メートルあたり)を畑全面に施し、土とよく混ぜ合わせておきます。
・完熟堆肥・・・バケツ1杯
・油かす・・・2握り
・化成肥料・・・2握り

★追肥と土寄せ
カブはていねいに間引きをして育てます。2回目と3回目の間引きのあとに、化成肥料を1平方メートルあたり1握り程度やり、土寄せをします。